鳥取 観光ガイド

鳥取県には鳥取砂丘、国分寺、皆生温泉などの観光スポット、桜まつり、中秋節、鳥取しゃんしゃん祭などの観光イベント、お雑煮、白バラコーヒーなどのご当地グルメがあります。

鳥取県は中国地方に属し、北部を日本海側に東を兵庫県、西を島根県、南は岡山県と広島県に接している県で、西日本の中では有数の雪が多い地域として知られています。

昔は因幡国、伯耆国といった鳥取県は山陰の大阪ともいわれた米子市や景観の美しさと漫画家の水木しげるの出身地と知られる境港市、白壁の土蔵が立ち並ぶ倉吉市などの観光名所があります。

鳥取県には、日本百名山のひとつである大山があります。大山は山の形が富士山に似ていることから伯耆富士ともいわれる山で、富士山、立山、御嶽山と共に昔から日本四名山のひとつに数えられており、多くの登山客が訪れます。

大山の付近は西日本一のブナの原生林が密生しており、四季折々に色を変えて美しい景観を見せています。大山の裾はリゾート地として人気の場所で、スキー場やキャンプ場などのレジャー施設もあります。

鳥取砂丘は鳥取県を代表する観光地で、日本海海岸に広がる砂礫地です。風によって風紋と呼ばれる文様ができるのが有名で、鳥取砂丘は日本三大砂丘のひとつとして国の天然記念物にも指定されています。

鳥取砂丘はハンググライダーやパラグライダーなどのスカイスポーツを行う場所にもなっており、さらに砂丘の周辺にはレストランハウスなどがあって、一日楽しむことができる場所です。

さらにラクダや馬が飼育されており、動物と触れ合うこともできます。夏には砂丘からイカ釣り漁船の灯りを見ることができ、鳥取砂丘の夏の風物詩になっています。

観光の見どころは鳥取砂丘だけではありません。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめとして、水木しげるの描く妖怪をモチーフとした全長約800mの水木しげるロードは妖怪のオブジェが設置されているだけなく、様々な店舗や施設が集まり、大きな賑わいを見せています。

水木しげるロードはシャッター商店街が再生した好例としても注目され、現在はさらに延長されています。

鳥取県は深海に生息する大型のカニの松葉蟹が獲れ、さらにスイカやラッキョウといった野菜や果物の生産が盛んで、和なし13%の生産量を誇る二十世紀梨は全国的に有名です。

鳥取 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

鳥取砂丘

日本とは思えない非日常を体験する

鳥取砂丘は、10万年の歳月をかけて形成された日本最大級の砂丘です。東西16km、南北2kmに広がり、地形や風などの気象条件によって風紋や砂簾など様々な表情を見ることができます。さらに、珍しい砂丘植物も生息しています。 鳥取砂丘は、日本海海岸に広がる広大な砂礫地で、鳥取県鳥取市に位置しています。この砂丘は山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定され、1955年(昭和30年)には国の天然記念物に、2007年(平成19年)には日本の地質百選に選定されました。 砂丘の形成と地形 鳥取砂丘は、東西16kmにわたって広がる砂礫地ですが、現在砂丘らしさを保つ部分は東西1.8km程度です。この砂丘は、中国山...»

三徳山 三佛寺

壮大な自然と日本一危ない国宝

三徳山は標高900メートルあり、断崖絶壁や大岩窟が点在する自然豊かな修行山です。四季折々の美しい渓谷美が広がり、周囲を高い山々に囲まれています。 その麓に建つ三佛寺は、706年に役行者が修験道の行場として開いたとされる天台宗の仏教寺院です。古くは山全体を境内としていました。 中腹の標高470メートルにある投入堂の通称で広く知られる奥院の建物は、垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物です。「日本一危険な国宝」の異名をもつ投入堂への参拝は特別なルールがありますが、それはこの神聖な場所への敬意と繋がります。...»

とっとり花回廊

日本最大級のフラワーパークで、一年中楽しめる花々

国立公園大山の麓にある国内最大級のフラワーパークで、美しい花々が一年中楽しめる観光スポットです。広大な敷地には、多種多様な花々が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。 直径50メートル、高さ21メートルの大温室フラワードームや1周1km地上25メートルの展望回廊などがあり、季節や天候に関わらず一年中、あたり一面に咲き香る国内外の花々が観賞できます。 とっとり花回廊は、自然の美しさと花々の魅力を存分に楽しめるスポットです。家族連れやカップル、友人同士での訪問にも最適です。四季折々の花々に囲まれながら、癒しのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。...»

水木しげるロード

妖しく楽しい妖怪との出会い

境港駅から水木しげる記念館までの約800メートルの道路沿いに、鬼太郎をはじめとする177体もの妖怪のブロンズ像が並ぶストリートです。 妖怪にちなんだ食べ物やグッズのお店もたくさんあり、さらに毎日妖怪の着ぐるみたちも姿を現します。 さらに、スタンプラリーや特製シールのプレゼントもあり、妖しく潜んでいる妖怪探しの楽しみが広がっています。昼間も夜も、水木しげるロードで妖怪たちとの出会いをお楽しみください。...»

中国庭園 燕趙園

日本最大の中国庭園

燕趙園は、鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして、1995年に鳥取県湯梨浜町の東郷温泉に建設されたテーマパークで、日本最大の中国庭園です。 中国の皇家園林(皇帝所有の庭園)をテーマに、山陰八景の一つである東郷池を借景に取り込んで皇家園林方式で設計され、総面積は10,000㎡にもなり、素材の調達・加工からすべて中国で行われた本格的な庭園です。 建物は一度中国で仮組され、日本に運んでから再度中国人技術者の手によって建設されました。2000以上の彩画もすべて中国人彩画師の手によるもので、本物にこだわった庭園です。また、園内には道の駅燕趙園も併設されています。 燕趙園の西に配さ...»

三朝温泉

山陰の名湯、世界有数のラジウム温泉

三朝川のほとりに広がる山陰の名湯、三朝温泉は世界でも有数のラジウム温泉として知られています。湯治や保養に適した宿と、観光や行楽に最適な宿が27軒中22軒あります。 100箇所以上の源泉から湧き出る豊富な湯量と放射能泉の特性があり、古くからあらゆる病気に効果的とされています。澄んだ湯は臭いもなく、神経痛やリューマチ、関節炎、胃腸病などに特効があります。...»

浦富海岸

絶景とアクティビティが楽しめる自然の宝庫

鳥取県東端からの海岸線一帯は、東西約15kmのリアス式海岸で、海水等の侵食による花崗岩の断崖絶壁、奇岩、洞門、洞窟が続き、海面上に大小の島や岩が散在する風景が広がります。すぐ目の前に美しい海が広がり、砂浜に降りてみるとその透明度の高さを実感できます。 国の名勝、天然記念物に指定された日本海沿岸のダイナミックな地形にあふれている景勝地です。一帯はまるで宮城県の松島と似ており、「山陰の松島」と称されることもあります。...»

石谷家住宅

広大な庭園と調和した、近代和風建築の傑作

石谷家住宅は、鳥取県八頭郡智頭町にある、江戸時代から続く商家である石谷家が建てた、敷地面積が約10,000平方メートルにもなる豪壮な邸宅です。江戸時代から昭和3年(1928年)にかけて、主屋、座敷棟、家族棟、日本庭園、土蔵が建てられました。主屋など8棟ならびに敷地が国の重要文化財に指定されており、近代和風建築の傑作として高く評価されています。 石谷家住宅の見どころ: 様々な様式が調和した豪壮な外観 良質な杉材を用いた丁寧な施工 伝統的な意匠を取り入れた美しい空間 広大な池泉回遊式日本庭園 7つの土蔵 石谷家に伝わる美術工芸品 ...»

大山まきば みるくの里

一日に4500本も売れる特製ソフトクリーム

大山まきば みるくの里は、鳥取県にある自然豊かな牧場です。レストラン、バーベキューキャビン、体験工房があり、新鮮な牛乳を使用したさまざまな乳製品を楽しむことができます。 雄大な大山を背景に、約100頭の乳牛が放牧されています。牧場の広々とした敷地には、のどかな風景が広がり、芝生広場で食べるしぼりたての生乳を使った名物ソフトクリームの味は格別です。 牧場内のショップ・ミルク工房では、新鮮な牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームトなどの乳製品を販売しています。また、アイスクリーム作り体験やバター作り体験などのイベントも開催されています。 動物ふれあい広場では、ヤギや羊、うさぎなどの動物と触...»

大神山神社

自然石の石畳としては日本一の長さ

大神山神社は、大山を神体山として祀る神社です。平安時代には修験道場として著名な山でしたが、積雪による祭事への支障を解消するために、麓に冬宮が設けられました。その後、明治維新の神仏分離令によって大山寺は廃され、奥宮となった現在の社殿は「夏宮」と呼ばれるようになりました。 奥宮の社殿は壮大で、権現造の社殿としては日本一の規模を誇り、重要文化財に指定されています。また、大山寺から続く約700メートルの参道も、自然石の石畳としては日本一の長さを持ちます。...»

植田正治写真美術館

鳥取が誇る写真芸術の殿堂

鳥取県出身の写真家、植田正治の作品12,000点を展示・収蔵する写真美術館です。建物自体もアートとして楽しめます。 館内では、植田正治が生涯に撮影した膨大な作品が公開されています。2階にはカメラの内部にいるような感覚が体験できる映像展示室があります。この展示室は、カメラ・オブスキュラを模したもので、総重量625kgもの超大型レンズが使用されています。...»

米子城

空、山、海、街、全部が一望できる

国史跡である米子城跡は、城の建物は残っていませんが、石垣や礎石などが当時の城郭の形態をよく保存しており、その構造を知ることができる貴重な遺跡です。また、米子城に関する文献や絵図資料も数多く、良好な状態で伝えられています。歴史 慶長6年(1601年)、伯耆国の城主として中村一忠が米子へ移ってきた際、まず米子城の築城に取りかかりました。すでに天正19年(1591年)に吉川広家によって四重の天守が建てられていましたが、一忠はさらに五重の大天守を建設し、米子城は山陰一の名城となりました。しかし、明治の初めにわずかな金銭で売却され、現在は石垣しか残っていません。景観と利用 米子城跡の山頂からは、国立...»

皆生温泉

鳥取県屈指のリゾート地

皆生温泉は、日本海に面した松林の中に位置し、近代的なホテルや数寄屋造りの旅館が建ち並ぶリゾート地です。遠くには島根半島が広がり、東には壮大な大山がそびえます。 「米子の奥座」、「山陰の熱海」とも呼ばれる皆生温泉は、「日本の渚100選」、「日本の白砂青松100選」、「日本の夕陽・朝日100選」、「都市景観100選」、「日本の水浴場88選」に選定されています。目の前の白い砂浜は夏には海水浴場として賑わい、日本で初めて開催されたトライアスロン大会「全日本トライアスロン皆生大会」も行われます。 周辺には無料の足湯や日帰り入浴施設、温水プール、テニスコート、ゲートボール場などもあり、観光客に人気です...»

砂の美術館

砂の芸術の神秘への招待

鳥取砂丘の一角に誕生した砂の美術館は、世界で唯一、砂と水だけを使用して制作された砂の彫刻「砂像」を展示しています。 毎年テーマを変え、世界トップレベルの砂像彫刻家が繊細で迫力ある作品を創り出しています。この美術館では、砂の造形美が生み出す神秘的な世界を存分に楽しむことができます。...»

倉吉 白壁土蔵群

伝統と風情溢れる独特な景観

打吹山の山麓を流れる玉川沿いには赤い石州瓦、白い漆喰壁、黒い焼き杉の腰板の土蔵が並ぶ吉白壁土蔵群は、玉川周辺に広がる国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。 江戸後期から昭和初期の建物が多く、町並みは商家を主体とする本町通りと土蔵を主体とする玉川沿いの景観に分かれます。この風景から山陰の「小京都」とも称され、酒蔵や醤油蔵が点在し、かおり風景百選にも選ばれています。...»

白兎神社

かわいい白うさぎと恋人の聖地

神話「因幡の白うさぎ」の舞台となった白兎海岸を望む白兎神社は、白兎神を祀っています。この神社は皮膚病の治療や縁結びのご利益があると言われており、うさぎが体を洗ったとされる「御身洗池」もあります。社叢は天然記念物に指定されており、隣接する道の駅「神話の里白うさぎ」も注目のスポットです。...»

妖怪神社

妖怪パワーで困りごと解決!?

全国にはない独特な「妖力」で様々なご利益を授ける神社で、困ったときの神頼みならぬ妖怪頼み。177体もの妖怪ブロンズ像が並ぶ水木しげるロードにあり、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の世界観で作られています。...»

仁風閣

鳥取のシンボル:明治洋風建築の傑作

仁風閣は鳥取城跡の久松公園に位置し、鳥取藩主池田家の別邸として建設されましたフランス風ルネサンス様式を基調とした西洋館。明治40年に、当時の皇太子であった大正天皇の山陰行啓に合わせて完成しました。 赤坂離宮などを手掛けた片山東熊博士が設計し、現在は中国地方屈指の明治洋風建築として名高く、山陰地方唯一の本格的明治洋風建築として国の重要文化財に指定されています。「仁風閣」という名前は東郷平八郎が命名し、その直筆の額が2階ホールに掲げられています。...»

角盤山 大山寺

鳥取県を代表する霊場

伯耆大山の中腹にある古刹で、日本の重要な仏教寺院の一つです。中国三十三観音第二十九番札所としても知られ、古くから信仰を集めてきた霊場です。平安時代には修験道場として著名で、多くの修行者や信者が訪れる場所となっていました。 山号は角磐山、本尊は地蔵菩薩です。重要文化財に指定された阿弥陀堂は、天文21年(1552年)に建立されたものです。...»

小鹿渓

ダイナミックな景観が楽しめる渓谷

小鹿渓は、中国山地の三徳山と三国山の間を流れる小鹿川に沿って約4.3キロメートルにわたって広がる自然豊かな渓谷です。大小の滝や深い淵が点在し、新緑と紅葉の名所として知られ、四季折々の自然の美しさを楽しむことができます。国の名勝に指定されています。 小鹿渓は、淵や浅瀬が続く穏やかな流れで、女性的と形容されることが多いです。雄淵や雌淵など多くの淵が見られ、水晶瀑などの名所もあります。付近にはカシやトチ、ブナなどの自然林が広がり、紅葉だけでなくシャクナゲの名所としても知られています。 三朝温泉市街地から北東へ進むと、投入堂で有名な三徳山三仏寺があります。また、小鹿渓では、谷底に冷気が滞留するため...»

なしっこ館 鳥取二十世紀梨記念館

梨の魅力を体験できる博物館

鳥取県が全国有数の産地である梨の魅力を存分に体験できる、日本で唯一の梨をテーマとした展示施設です。館内では、梨の歴史や栽培方法、品種などに関する展示を見ることができます。また、実際に梨を栽培しているガーデンもあり、梨の花や実を間近で観察することができます。 なしっこ館の人気メニューは、梨を使ったソフトクリームやパフェです。旬の梨をふんだんに使ったこれらのメニューは、梨好きにはたまらない一品です。...»

大山桝水高原 天空リフト

絶景とロマンチックな空中散歩

標高900メートルの山頂展望台まで約8分かけて登るリフトで、ゆっくりと絶景を楽しむ空中散歩が楽しめます。頂上の展望台からは、日本海、弓ヶ浜半島、島根半島が一望できます。 その壮大な景色から、プロポーズに最適なロマンチックなスポットとして「恋人の聖地」にも認定されています。ここに訪れたカップルが、桝水高原から隠岐の島を見ることができると幸せになれるという伝説もあります。 春には雪解け水が流れ、若葉が芽吹く頃から4月から運行を開始し、夏にはエメラルドグリーンの山々、秋には金色に輝くススキの紅葉シーズンまで、11月中旬頃まで運行しています。散歩中には、さまざまな山野草や蝶が出迎えてくれます。 ...»

夢みなとタワー

鳥取の絶景スポット

夢みなと公園のシンボルである夢みなとタワーは、高さ43メートルの展望室から360度の大パノラマを楽しむことができます。 タワーは、全高43メートル、展望37メートルで、全日本タワー協議会加盟のタワーの中で日本一低いタワーです。しかしながら展望室からはその高さ以上に日本海を臨む360度のパノラマが広がります。 日本海の遥か彼方の水平線に浮かぶようにそびえる国立公園大山をはじめ、美保湾から島根半島、境水道大橋、弓ヶ浜、中海、米子市街、皆生温泉まで一望できます。 クリスマスシーズンのライトアップや年末年始など、季節ごとに装飾が変わるため、訪れるたびに新しい景色が楽しめます。 夢みなと公園 ...»

不動院岩屋堂

天然の岩洞にある舞台づくりの建物

不動院岩屋堂は、高さ約13メートル、間口約7メートル、奥行き約10メートルの天然岩窟の中に建てられていて「窟堂」とも呼ばれます。大同年間(806年~810年)に創建された修験道寺院の建築で、室町時代前期(1333年 - 1392年)の建てられたと伝えられています。国の重要文化財に指定されており、日本三大投入堂の一つとして知られています。 本尊である不動明王像は、弘法大師 空海が33歳の時に彫刻したと伝えられ、日本三大不動明王として名高いです。...»

わらべ館

童謡と懐かしいおもちゃの世界へようこそ

わらべ館は鳥取県鳥取市にある童謡・唱歌とおもちゃの博物館です。1930年に建築された旧鳥取県立図書館の建物を利用したレトロ調の建物が特徴で、訪れる人々をタイムスリップさせるような雰囲気を醸し出しています。 子どものうたの成り立ちから時代を追って展示する鳥取県立童謡館と、国内外のおもちゃ約2,000点を展示する鳥取市立鳥取世界おもちゃ館からなる複合文化施設で、館内には、ブリキや駄菓子屋のおもちゃを集めた「おもちゃの部屋」の他、時代を象徴する情景の中で聴く「童謡の部屋」や、さわって遊べるコーナー、簡単なおもちゃ工房があります。...»

町屋 清水庵

大正浪漫漂う町家で味わう、ここでしか食べられない「餅しゃぶ」

町屋 清水庵は、鳥取県倉吉市にある大正時代初期に建てられた町屋を改装した食事処です。趣のある店内で、ここでしか味わえない名物「餅しゃぶ」が堪能できます。 百余年の歴史を持つ町屋の風情を感じられる店内は、どこか懐かしい雰囲気。日常の喧騒を忘れさせてくれる、贅沢なひとときを過ごせる空間です。 餅しゃぶは、十二単衣をイメージした色鮮やかな餅を、鰹だしでしゃぶしゃぶしていただく料理です。もちもちとした食感と、鰹だしの旨味が絶妙に調和し、今まで味わったことのない新しいおいしさを楽しめます。...»

円形劇場くらよしフィギュアミュージアム

日本最古の円形の小学校校舎が フィギュアの聖地に

鳥取県倉吉市には、美しい赤瓦と白壁土蔵の町並みが残っています。そこにある日本最古の円形校舎は、長年地元のシンボルとして愛されてきました。螺旋階段に響いた子供たちの足音や、先生の声に真剣に耳を傾けた扇型の教室など、今では見られない貴重な姿を残しています。 一度は老朽化のため解体が決定したこの円形校舎ですが、市民の多くの声により、その存在は「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」として復活しました。ここは、恐竜や動物、アニメのヒーロー、人気キャラクターたちが集う新たな場所となりました。 鳥取はまんが文化が息づく地域であり、倉吉には世界的に高い評価を受けるフィギュアメーカーの工場もあります。こ...»

ゲゲゲの妖怪楽園

鬼太郎ファミリーと妖怪の世界で遊ん

鳥取県境港市の漫画家・水木しげるが描く妖怪の世界観をテーマとした観光名所の水木しげるロードにある「水木しげる記念館」に隣接して開園したテーマパークです。約4メートルの巨大ゲート潜り楽園入ると、鬼太郎ファミリーの妖怪たちが、勢ぞろいして出迎えてくれます(入園無料)。 園内の縁日小屋では、なつかしい射的やスマートボールで遊んで頂けます。店内ではオリジナルのお土産、妖怪おでん缶のほか、妖怪茶屋でのかわいい妖怪が描かれた妖怪ラテが人気です。...»

打吹公園だんご

世界でも人気!なんとも素朴で愛らしい三色串団子

明治13年創業の石谷精華堂(本社:鳥取県倉吉市)が製造・販売している「打吹公園だんご」は、白餡、小豆餡、抹茶餡の三種類の餡で包まれた餅を串に刺した鳥取県の銘菓です。その名は、明治40年に初代・石谷すまが打吹公園にて皇太子行啓の際に三色のおだんごを献上したことに由来しています。 地元鳥取のもち米粉に砂糖と水飴を加え、じっくり時間をかけて練り上げた餅に、豆皮を取り除いて作った口当たりの優しい餡を包んだこのおだんごは、添加物を一切使用しないため日持ちは3日間。しかし、その高い品質は国内の数々の菓子博で受賞し、海外でも紹介されるほどの人気を誇る銘菓です。...»

鳥取ホルモン焼きソバ

食感や風味が魅力のホルソバ

「ホルソバ」とも呼ばれる鳥取ホルモン焼きソバは、牛のホルモンをメインの具材とした使用した焼きそばです。バラ肉の代わりにホルモンが入ることで、独特の食感や風味が楽しめます。牛ホルモンと焼きそばの意外な組み合わせが、多くの人を魅了しています。 鳥取県東部の焼肉店や食堂を中心に、幅広い飲食店で提供されています。各店舗ごとに味が異なるので、食べ比べてみるのもおすすめです。 メインの具材として牛ホルモンを使用し、モヤシやネギなどの野菜を加えます。甘辛い味噌系タレと野菜が絶妙に絡み合い、ホルモンの旨味をさらに引き立てます。ホルモンの歯ごたえと野菜のシャキシャキ感が絶妙なバランスです。 ホルモンのうま...»

かにめし(鳥取県)

日本海の味覚の代表カニを味わう

冬の味覚の王様ともいえる「かに」をボイルして、ご飯(酢飯・白飯・炊き込み飯)の上に散らしたり、混ぜたりする料理です。ちらし寿司などと厳密に区別はできませんが、かにみそを飯に炊き込んだり、かにをほぐすもの、ほぐさないものなど、さまざまな形で「かにめし」と呼ばれます。 JR鳥取駅の駅弁として有名な「かにめし」は、かにの身をご飯と炊き込み、独自の味付けをした「かに身」と「はさみ」をたっぷりと盛り付けた贅沢な一品。容器もかにの形をしていて、見た目も楽しめる駅弁です。環境にも配慮されており、自然分解樹脂を使用しています。...»

鳥取牛骨ラーメン

牛骨を使った独特の香りが特徴のご当地ラーメン

鳥取牛骨ラーメンの発祥には諸説ありますが、昭和21年頃に誕生したと言われています。旧満州(中国東北部)で覚えた味を鳥取県西部で再現したのが始まりで、県内最大級の畜牛地であった中部へ広まったという説が有力です。 牛骨特有の甘く香ばしい風味があり、スープによく絡むシコシコ麺と相性抜群です。また、トッピングにかまぼこが多く用いられるのも特徴です。鳥取県中部では日常的に食べられており、半世紀以上に渡って地元で愛され続けています。各店舗ごとに様々な味わいが楽しめるのも魅力です。...»

いただき

昔の人の知恵と歴史が詰まった、懐かしい故郷の味

鳥取県境港市の郷土料理で、油揚げの中にお米や野菜を入れ炊き込んだもの。一見いなりずしのようだが作り方は全く異なる、弓ヶ浜の代表的な郷土料理であり、「ののこ」とも言われる。昔は、何か特別な行事があった時などに各家庭で作られ、近所に振舞われた。まだお米が貴重だった時代には大変なご馳走とされ、近所の方の「もらう」ではなく「頂く」という感謝の気持ちがそのまま、この「いただき」という名称になったと言われる。 「いただき」は、大きな油揚げの中に生の米と野菜を詰め、だし汁で炊き上げる郷土料理です。この料理は古くから伝わり、明治中期頃には境港市にあるお寺の住職が福井県のお寺で精進料理として提供された油あげを...»

鳥取カレー

鳥取のカレールー消費量日本一

鳥取県は、一世帯当たりのカレールーの消費量が日本一を誇るカレー好きの県です。特に、鳥取砂丘周辺は、カレーの薬味としておなじみの「らっきょう」の生産が盛んなためか、ご当地グルメとして「鳥取カレー」が盛んにPRされています。 鳥取カレーの人気の高さを反映して、年に数回「鳥取カレーコンテスト」が開催されています。プロの料理人や地元住民が審査員を務め、鳥取カレーの頂点を決める熱い戦いが繰り広げられます。 市内のカレー店では、それぞれの店が工夫を凝らしたオリジナルカレーが味わえます。スパイスの効いた本格的なものから、地元の食材を使ったユニークなものまで、バラエティ豊かなカレーが揃っています。鳥取を訪...»

鳥取地どりピヨ

”ピヨ”の称号を名乗れるのは鳥取の厳選されたエリート鶏だけ

鳥取県では高品質の地鶏を特産品にしようと昭和62年から開発に着手し、試行錯誤を繰り返したうえ、平成3年に誕生したのがしゃもをベースにした”鳥取地どりピヨ”。品種や飼育方法など、様々な厳しい条件をクリアした地鶏のみに許される銘柄だ。肉に歯応えがあり、コクがあるのが特徴で、水炊き、焼き鳥、唐揚げなど、どんな調理をしてもおいしく食べられる。出荷量が非常に少ないため、現在は一部の店でしか取扱いされていない稀少な地鶏になっている。機会があればぜひ一度食してみて欲しい。...»

ばばちゃん鍋

漁師だけが食べてた鳥取の珍味、深海魚「ばばあ」を食す

通称「ばばあ」と呼ばれる「タナカゲンゲ」という深海魚を使った鍋料理。冬の季節になると松葉ガニ漁の網にかかったものが珍味として市場に並ぶ。一昔前までは見た目のグロテスクさからか一般には敬遠され、漁師しか食べなかったが、近年の調査によって皮にコラーゲンが含まれていることがわかり、美容・健康ブームと相成って一躍人気素材となった。やわらかくクセのない食感の白身魚で煮汁に馴染みやすい上に、タラよりも身がしっかりとしているため、煮崩れをおこしにくく鍋料理に最適といわれる。 旬 12月 1月 2月...»

かに汁

冬の味覚の王様「松葉がに」で作る贅沢な味噌汁

「セイコ蟹」と呼ばれる松葉ガニのメスを使って作る贅沢な味噌汁です。メス蟹を使う理由は、メス蟹が持つ卵の独特のうまみが味噌汁に適しているためです。松葉ガニの漁獲高で日本有数の境港で、漁師料理として作られたのが発祥とされています。 蟹が旬を迎える11月から1月にかけて開催される各種イベントでは、かに汁が看板メニューとして登場し、アツアツのかに汁を求めて長い行列ができることもあります。冬の日常的な家庭料理としても愛され、鳥取県が誇る季節のご当地汁です。...»

あずき雑煮

鳥取独自の珍しい雑煮

鳥取県独自の食文化として知られる「あずき雑煮」は、全国的にも珍しい雑煮です。特に海岸沿いで多く食べられており、県内でのシェアが最も大きいです。県西部の内陸部や海岸部では「あずき雑煮」と「すまし雑煮」の両方があり、日野郡の山間部では「すまし雑煮」が主流です。かつては砂糖を使わず塩味のみで食べることが多く、現在でも塩味の「あずき雑煮」が食べられています。 主な伝承地域:鳥取県東部地域主な使用食材:小豆、丸餅...»

大山おこわ

山菜をメインに野菜をたっぷり使った素朴なおこわ

大山おこわは、大山山麓の食材を使用した素朴な醤油味のおこわで、西部地域の郷土料理です。その昔、僧侶が食べていたおこわを復刻したものです。 100%もち米を使用し、大山で摘む山菜をメインに、栗、人参、ゴボウなどの野菜をたっぷりと使った五目おこわです。地域によっては「深山おこわ」とも呼ばれています。 JR米子駅の駅弁としても人気があり、地元を代表する名物料理として定着しています。 国立公園大山の山麓(特に大山町)の地名をとって「大山おこわ」と名付けられました。それ以前は「汗入おこわ」と呼ばれ、氏神様の例祭やその他の祭事に欠かせない家庭料理でした。 主な伝承地域:西部地域主な使用食材:もち米...»

砂丘らっきょう漬け

生命力あふれる砂丘で育てたらっきょう

鳥取といえば、日本一の広さを誇る砂丘が有名です。そんな砂丘の自然環境を活かして栽培されるのが、砂丘らっきょうです。砂丘らっきょうは、一般的ならっきょうよりも白く、細かい繊維を持つのが特徴です。そのため、パリッとした歯切れの良さが自慢です。 もともと砂丘は、作物を育てるには不向きな土壌と言われています。しかし、そんな厳しい環境だからこそ、育つらっきょうは特に生命力にあふれています。 こうして育てられたらっきょうを塩で下漬けし、みりんや砂糖、酢を一煮立ちさせたものに漬けたのが「砂丘らっきょう漬け」です。甘さや酸味を抑えた、さっぱりとした味わいで、唐辛子がピリッと効いたものも美味しいです。 ご...»

いわし団子

新鮮ないわしを使った、昔ながらの庶民の味

県西部の弓ヶ浜半島にある境港をはじめ、鳥取県内の漁港では、4月から5月にかけていわし漁が最盛期を迎えます。水揚げされた新鮮ないわしを使った昔ながらの庶民の味が「いわし団子」です。 片栗粉などのつなぎを使わなくても、いわしの身だけで十分に粘りが出ます。風味豊か: 炭酸が魚のアクを抑え、生臭みを消してくれるため、ふんわりとした口当たりの良い団子が楽しめます。 主な伝承地域:中部地域、弓ヶ浜半島主な使用食材:イワシ、ごぼう、木の芽...»

こも豆腐(鳥取県)

地域に伝わるお祝いの一品

こも豆腐の“こも”とは、粗く織ったわらのむしろのことです。豆腐をわらで包むことで、わらの香りが豆腐に移り、風味が良くなります。また、わらの筋が豆腐に付いて独特な形に仕上がります。 こも豆腐は、お正月や祭り、法事など、特別な日に欠かせない倉吉市とその周辺に伝わる伝承料理ですが、最近では家庭で作られることが少なくなっています。 主な伝承地域:倉吉市周辺主な使用食材:豆腐、人参、ごぼう...»

大山百歳食

大自然の豊かな恵みが豊富な「大山」の旬の食材を活かした長寿食

鳥取県大山町は、日本海から大山山頂を含むまさに海抜0mから1709mまで海と山の双方の恵みをたっぷりといただいた、自然豊かな立地にある。日本海の「海の幸」、大山の「山の幸」、すそ野に広がる農地から「里の幸」を活かし、健康と長寿を願って創られたのが「大山百歳食」。食文化研究家 永山久夫氏監修のもとに開発された、大山の新しい郷土料理である。大山寺周辺の旅館が創意工夫を凝らし、体に良いバランスのとれた料理を提供している。旅館によって食材や内容は異なるので、それぞれの味を食べ比べてみては。...»

さばずし(鳥取県)

鳥取は「発酵寿司」と「棒寿司」の二種類

さばずしは、千代川上流域の正月料理として作られる発酵ずしです。魚、飯、塩の基本材料に糀が加わった改良型ナレ寿司です。もともとは、この川で獲れるアユを漬け込んでいましたが、アユが獲れなくなってからは、海魚に変わり、サバやシイラが漬けられるようになりました。 サバは半身におろし、シイラは大ぶりの切り身にし、やや辛めに塩出ししてから使います。人肌に冷ました飯と等量の糀を混ぜ、これと魚を交互に重ね、落し蓋と重石を置き、約二ヵ月ほどで糀の甘味が効き出します。他にも、新鮮なサバを使った棒寿司のさばずしもあります。...»

白ねぎ鍋

メインディッシュは白ねぎ!驚く味わい深さの白ねぎ鍋

鳥取県名産の白ねぎが主役の鍋料理。「白ねぎ将軍鍋」の名でも知られる。土鍋に昆布とカツオでとった出汁を醤油やみりんで調え、しゃぶしゃぶの要領で白ねぎを出汁に浸し食べる。秋から冬にかけてが旬の白ねぎの、強い甘みとシャクシャクとした絶妙な歯触りが楽しめる。この鍋の欠かせない脇役はつけダレ。葉ねぎをハマチなどの青身魚の刺身とともに細かく刻み、薬味としてポン酢やごまダレと絡める。白ねぎと刺身の見事な調和が堪能できる。「白ねぎ料理の店」認定マークを目印に、市内各地で食べられる。...»

かにトロ丼

熟成させたカニの身をたっぷり使った丼ぶり

独自の製法でかに身を熟成させた「かにトロ」は、まぐろのトロのようなとろける食感と、濃厚な旨味が特徴です。かにトロ丼は、「かにトロ」をたっぷり使った贅沢な丼ぶりです。長芋とオリジナルのタレが味を更に深めています。 日本海の新鮮な魚介類をはじめ、山陰地方の銘菓や特産品まで幅広く取り揃えた鳥取県境港市にある大型の海鮮市場「大漁市場なかうら」に隣接するシーフードレストラン「御食事処 弓ヶ浜」にて提供しています。...»

鳥取県産 松葉ガニ

冬の味覚の王様ともいわれる最高級カニ

松葉ガニはズワイガニのブランド名で、兵庫県、京都府の日本海側、そして鳥取県で水揚げされた雄ガニを指します。漁期は11月6日から翌年の3月20日までと決まっており、この期間は但馬の旬の味覚として多くの人々に愛されています。 例えば、「柴山ガニ」や「香住松葉ガニ」など、松葉ガニは漁港ごとにタグを付けてブランド化されており、そのために遠方から観光客が訪れるほど人気です。解禁日を心待ちにしている人も多くいます。 カニ刺し、茹でガニ、焼きガニなど、シンプルな調理法で甘く身の詰まったカニ本来の味を堪能できるのでおすすめです。 旬:11月、12月、1月、2月、3月...»

白イカ

鳥取の夏を彩る白イカ

鳥取の夏の夜は、暗闇に浮かぶ日本海の荒波に揺れるイカ釣り船の漁火がロマンチックです。7月と8月は白イカ漁の最盛期を迎えます。白イカは、ケンサキイカの地方名で、一般に山陰や九州北部で漁獲される胴のやや短いものを「白イカ」、伊豆半島などで獲れるやや細長いものを「赤イカ」と呼んでいます。 食べ方としては、糸造りの刺身をしょうがじょう油で食べるのが美味しいです。甘く濃厚な味で、調理しても甘味が抜けず柔らかいままなので、天ぷらや煮つけなど様々な料理に向いています。新鮮なものも良いですが、数日寝かせて食べるとコクが加わり、甘味と柔らかさが通好みだと言われています。 旬: 6月、7月、8月、9月...»

モサエビ

地元でしか味わえない鳥取自慢の幻のエビ

モサエビ(正式名:クロザコエビ)は、9月から5月にかけて日本海の沖合いで水揚げされます。特に卵を抱えている3月から5月が最もおいしい季節です。地元では「モサエビ」や「ドロエビ」と呼ばれており、海から揚がったばかりのモサエビはきれいな桜色をしていますが、劣化が早く、みるみる黒ずんでしまうため、遠くへ出荷されることが少なく、地元でしか味わえない貴重なエビです。 その濃厚な甘味とプリプリとした食感は、アマエビ以上とも言われ、「幻のエビ」として知られています。しゃぶしゃぶにしたり焼いたりする際には、中身がまだ生のレア状態で食べるのがおすすめです。 旬:9月~5月 鳥取県で「モサエビ」と呼ばれるエ...»

鳥取県産 岩牡蠣

岩のような風貌の大きな殻と濃厚な風味を持つ人気海鮮食材

通常の牡蠣は秋から早春が旬ですが、岩牡蠣は夏が旬のため、夏カキとも呼ばれ、夏の代表的な海鮮食材として人気があります。岩牡蠣は天然物が多く、養殖は少ないのが特徴です。天然のものは、内湾の塩分の少ないところに生息します。 鳥取で採れる天然岩牡蠣の中で、殻の長さが13cm以上で平がたの形のものは「夏輝(なつき)」というブランド名で販売されています。大きいものでは長さ20cm、重さ1kgにも達し、素潜り漁などで採られた天然ものです。岩のような大きな殻と濃厚な味わいが特徴で、口当たりは滑らかです。ぷっくらと膨らんだ身にはミネラルやビタミン類が豊富で、栄養価も高いです。 岩牡蠣は何と言っても生食がおす...»

鳥取県産 紅ズワイガニ

漁期は秋から春。甘みがあり、水分の多いカニ

境港の紅ズワイガニは、そのまま漁港で塩茹でにされたり冷凍されて全国に出荷されています。その高い水揚げ量から、加工用の原料としても活用され、市販の冷凍カニクリームコロッケやカニちらし寿司など、多くのカニ肉を使用する食品に境港の紅ズワイガニが使われています。そのため、多くの人にとってはもっとも馴染みのあるカニの味の一つです。 同じ港で揚がるズワイガニとは異なりますが、地元の人や漁業関係者以外にはその違いに気づかないこともあるので注意が必要です。紅ズワイガニの身は甘みがあり、水分が多いのが特徴です。保存中に水分が抜けて身が少なくなることを避けるため、甲羅を下にして保存します。境港では、水揚げされた...»

ばばちゃん(タナカゲンゲ)

老獪な見かけによらず淡白で美味しい人気の魚

「ばばあ」や「ばばちゃん」と呼ばれるタナカゲンゲは、水深300~500mの日本海に生息する、雪が降る季節に獲れる深海魚です。山陰の3大珍味の一つとして全国的に有名で、鍋はもちろん、刺し身や煮付けなどさまざまな料理で楽しめます。味は鱈のように淡白で、プリプリとした歯触りが特徴です。 昔はその姿形から市場に出回ることはなく、漁師たちが祝い膳に使っていた魚でしたが、その美味しさから一般にも急速に愛好者が増えました。名前の由来は定かではありませんが、顔がしわくちゃでお婆さんの顔に似ているため、漁師仲間の間で「ばばあ」と呼ばれるようになったと言われています。最近ではイメージを良くするため「ばばちゃん」...»

ハタハタ(シロハタ)

煮付けて家庭料理や一夜干しをあぶってつまみに

ハタハタは、国内トップクラスの漁獲量を誇る鳥取県を代表する水産物の一つです。小ぶりながらも脂がのっており、煮ても焼いても美味しい魚で、干物にしてもその味は絶品です。ウロコがなく水洗いも簡単で食べやすいのが特徴です。鳥取県では「しろはた」とも呼ばれています。 鳥取県では、ハタハタを干物や刺身にもしますが、最も頻繁に作られるのは煮付けです。地元で「しろはた」と呼ぶのは、北海道などのハタハタとは別種であるとされ、特に脂ののった山陰のハタハタを珍重しています。...»

鳥取県産 ひらめ

古くから漁も盛んな鳥取県の県魚

ひらめは、鳥取県の県魚に選ばれており、古くから砂丘海域でひらめ漁が盛んに行われています。「ひらめ」という名前はもともと東京と新潟での呼び名で、1kg(40cm)以下の子供のひらめは「ソゲ」と呼ばれます。刺し身にする場合は、2kg前後のものが特に美味しいと言われています。 旬は日本近海では10月から1月ですが、地域によって少しずつ異なります。北に行くほど美味しい時期が長いとされ、旬の時期には脂がのり、白身のはずの身が飴色になります。 旬:10月、11月、12月、1月...»

セコガニ

希少な松葉ガニのメス!濃厚な旨味と独特の食感が魅力

松葉ガニのオスの水揚げは毎年11月6日から3月下旬までの期間限定で、島根県、鳥取県、兵庫県、京都府などの山陰地方の漁港で行われます。代表的な漁港には境港(さかいみなと)、浜坂港(はまさか)、香住港(かすみ)、津居山港(城崎:きのさき)、柴山港(しばやま)、浅茂川港(あさもがわ)、間人港(たいざ)、宮津港(みやづ)、舞鶴港(まいづる)などがあります。 松葉ガニのメスであるセコガニは解禁時期も限られ漁獲量が少なく、小さく痛みやすいことから、長らく漁港近くの地元の人しか口にしないものでした。しかし、その卵と蟹味噌の持つ独特の食感やコクのある味わいはクセになると地元の人々に愛されています。 セコガ...»

大山ルビー

いいとこどりのブランド豚

おいしさに定評のあるパークシャー類の“黒豚”の雄と、県で造成したデュロック種の“大山赤ぶた”から生まれた品種である。“黒豚”の旨みや柔らかさ、“大山赤ぶた”の個体の大きさや産出数の多さ。両方の長所を兼ね備えているのが最大の特徴で、食味試験やレストランなどでの試作で高い評価を得ている。...»

白バラコーヒー

鳥取県内で超スタンダードなコーヒー牛乳

白バラコーヒーは、「最高のコーヒー牛乳!」とファンから絶賛される人気商品です。カラメルや香料を使用せず、コーヒーと糖分だけで仕上げたシンプルなコーヒー牛乳で、鳥取県出身者なら誰でも知っているほど地元ではスタンダードな存在です。 生乳の比率が70%と高いため、苦味がなく優しい甘みと牛乳の濃さが特徴です。そのため、小さい子供やコーヒーが苦手な人にもおすすめです。 関西地方以外ではなかなか見かけられないため、他の地域に住む鳥取出身者はその味を懐かしみ、「幻のコーヒー牛乳」と呼ぶこともあります。...»

イギス

ところてんに似た食べ方をする海藻料理

イギスは、瀬戸内海沿岸に古くから伝わる海藻「いぎす草」を使った料理です。テングサを使う「ところてん」と似ていますが、海藻を全部煮溶かす点が異なります。 採取したイギス草は、夏の強い日差しで乾燥させます。雑藻などを取り除きながら水洗いと天日乾燥を3~4回繰り返し、クリーム色になったものを保存します。 イギスは、米のぬか汁や大豆のゆで汁を用いて煮溶かし、冷やして固めます。そのままからし酢味噌や酢醤油で食べたり、煮溶かした後に具やだし汁で味付けし、同様に固めていただくこともあります。イギス草の旬は4月から5月です。...»

鳥取和牛

鳥取は黒毛和牛の始祖牛!その鳥取で育つ和牛は肉の高級品

黒毛和牛(因伯牛)の産地として知られる鳥取県。鳥取の牛は「因伯牛」として全国に名をはせ、多くの種牛を供給してきた。江戸時代には当時の日本三大市場の一つとして、大山で大規模な牛馬市が開かれていた。因伯牛は種雄牛として高く評価され、全国の有名和牛ブランドの始祖牛になっている。鳥取和牛は鳥取県琴浦町(旧:東伯町)で育てられている黒毛和種。植物性原料の飼料によって仕上げられ、見事な霜降りと絶品の食感が強烈に五感を捉える最高級の肉。...»

鳥取県産 クロマグロ

全国トップクラスの水揚げ量

マグロは赤身魚の代表で、日本人が最も好む魚の一つですが、マグロにはホンマグロの名で知られるクロマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、ミナミマグロなどの種類があります。 キハダ、メバチ、ビンナガマグロはクロマグロに比べて小ぶりで、日本近海でよく獲れます。一方、クロマグロは近海の他、遠洋漁業でも多く獲れます。 マグロは縄文時代から食されていたとされ、江戸時代の中頃には塩をまぶした塩マグロが流通しました。その後、赤身を生食するようになり、現在では年間およそ45万トンものマグロが日本人に消費されています。...»

鳥取県産 あご(とびうお)

風味や旨みが豊富で、乾物にしてダシを取るのに最適

トビウオ科の海魚で、その名の通り海面を飛ぶことができます。翼のように発達した胸びれと腹びれ、そして尾びれは二またに分かれ、下側が長くなっていて、これを使って波を打ちつけてジャンプします。 あごは内臓が小さく、食べたものをすぐに排泄する機能があるため、鮮度が落ちにくいのが特徴です。白い身は水分が多くやわらかいですが、味は淡泊です。脂肪分が1%と特に少なく、タンパク質は20%以上含まれています。このため、干物や乾物にしても脂肪が酸化して味が落ちる心配が少なく、逆にタンパク質がアミノ酸に分解されて旨みが増すため、乾物にしてダシを取るのに適しています。 旬の時期:6月、7月、8月...»

鳥取県産 アカガレイ

煮つけや唐揚げ、ムニエルなど惣菜に適した魚

鳥取では、アカガレイの煮付けや唐揚げがごく当たり前に食卓にのぼる冬場の家庭の味です。鮮度が良ければ刺身にしても非常に美味しいですが、鮮度が落ちやすいため、首都圏などで食べるのは難しいです。 アカガレイの漁期は9月から5月までで、特に冬場が脂がのる旬の時期です。名前の由来となっている腹側の赤い模様は、美味しさの目安であり、くっきりとしているほど新鮮なものとされます。白身は淡白でくせがなく、ふっくらとした食感があります。 特に産卵前の子持ちのメスは高価で、適度な脂がのり、鳥取県では煮付けなどで食卓に上ることがよくあります。湯がいた卵をほぐし、細切りにした刺身にまぶす県東部の伝統料理「子まぶり」...»

鳥取県産 スイカ

たっぷりの日差しを浴びたスイカは、夏におすすめの食材

鳥取県は全国有数のスイカの産地で、中でも北栄町はトップの出荷量を誇ります。北栄町は鳥取県中部に位置し、火山灰土壌が特徴です。真っ黒な土壌は通気性と排水性が良く、保水性にも優れ、多くのミネラルを含んでいます。 鳥取がスイカ作りに適しているもう一つの理由は日照量です。生育に重要な5月に十分な日照があるため、高品質なスイカを栽培できます。 スイカには、塩分を排出するカリウムが多く含まれており、利尿作用を促進し、高血圧の予防にも役立ちます。また、ビタミンA、B1、B2、C、Eなどもバランスよく含まれています。 旬:6月、7月...»

ハウス二十世紀梨

ほどよい酸味と、上品な甘さ、旬の果汁がたっぷり

「二十世紀梨」は明治21年に千葉県松戸市で、当時13歳の少年によって偶然発見されました。当時の梨は果皮が茶色の赤梨が一般的でしたが、この新しい梨は淡緑色で柔らかく、水分が多く、口の中でとけるような美味しさが注目を集めました。そのため、「二十世紀には梨の王様になるだろう」という期待を込めて「二十世紀梨」と名づけられました。 鳥取県には明治37年にわずか10本の苗木が持ち込まれ、その後、急斜面でも栽培可能なことから昭和8年頃から急速に栽培面積が増加しました。現在では鳥取県を代表する果物となっています。 旬の時期:8月、9月...»

新甘泉(梨)

濃厚な甘みとシャリシャリの食感が◎

鳥取の梨といえば、明治時代から栽培されている「二十世紀梨」が有名ですが、新甘泉は次世代の主力品種として注目されているブランド梨です。 この鳥取オリジナル品種は、収穫時期が「豊水」や「二十世紀」などのブランド梨よりやや早い8月下旬です。糖度は約14度と高く、濃厚な甘さが特徴です。また、二十世紀系の梨を交配しているため、赤なしでありながら青なしのようなシャリシャリ感が楽しめます。その名前のインパクトと覚えやすさも抜群で、今後全国への広がりが期待されています。 旬の時期:8月...»

鳥取県産 西条柿

柿の国内有数の産地

柿は日本で古くから親しまれている果物で、日本語の「カキ」が学名に使われるほど、日本を象徴する果実です。鳥取県では、西条柿、富有柿、花御所柿などが主に栽培されています。 西条柿の歴史は16世紀半ばにさかのぼり、毛利氏と尼子氏の争いの時代に、干し柿として加工され武士の保存食として重宝されていました。本格的な栽培が始まったのは昭和初期で、昭和30年代に渋抜き技術が普及すると、その品質は大きく向上しました。現在、鳥取県は国内有数の産地で、県東部と中部を中心に栽培が行われています。 旬の時期:9月、10月、11月、12月...»

なつひめ(梨)

糖度が高く、透き通るような甘さとみずみずしさ

なつひめは、鳥取県の特産品である梨の次世代を担う品種として期待されています。なつひめは、糖度の高い赤なし品種の「筑水」と「おさ二十世紀」を掛け合わせた青なし品種で、糖度は12~13%と非常に高いです。酸味が少なく、透き通るような甘さとみずみずしい上品な食感を楽しむことができます。旬は8月中旬から下旬で、「二十世紀」よりも収穫時期は早いですが、味わえる期間が短いため、時期を逃さずに楽しんでください。 旬の時期:8月...»

大谷酒造「純米吟醸 なかだれ」

本物の味をリーズナブルに味わえる鳥取県自慢の一本

明治5年(1872)に創業の大谷酒造。日本の滝百選に選ばれた「大山滝」などの美しい水の恵みを受け、酒造だけでなくかまぼこ、お菓子、牛乳、梨、牛肉などの製造業が盛んな琴浦町に酒蔵はあります。大山に育まれた地元のお米を中心に使用して大山の伏流水で仕込み、創業以来、爽やかな辛口の酒を造り続けています。 銘柄「鷹勇」は創業以来、150年以上の伝統を守り続けている酒蔵で作られた純米吟醸酒。人気が高い酒米、山田錦と玉栄を最良のバランスであわせて仕込み、旧式の酒槽で搾り、自然に流れ出る”なかだれ”と呼ばれる最良の部分だけをビンに詰めた「純米吟醸なかだれ」は、やさしくふくよかな口当たりとしっかりとした旨みが...»

大山Gビール

大山の麓で湧き出る伏流水を使って仕込んだ地ビール

鳥取県の国立公園大山の麓、標高300mの地に湧き上がる水は「平成の名水百選」にも選ばれたおいしい水。この名水を生かし、恵まれた自然の中、厳選された材料で丹念に作られた地ビールが、この大山Gビール。レギュラービールは4種類。すっきりとした爽快感、日本でもおなじみのタイプの「ピルスナー」、ホップによるフルーティな香味の「ペールエール」、苦みが弱く口当たりの良い白ビール「ヴァイツェン」、珈琲、チョコレートを思わせる香り、飲み応えのある黒ビール「スタウト」。醸造所にレストランが併設されているので味を堪能したい。...»

山根酒造場 「日置桜 特別純米 青水緑山」

味わいにそのうまれ育った風土を感じる特別純米酒

明治20年(1887)創業の山根酒造場。海岸が美しく、山間の谷も美しい、鳥取市青谷町に酒蔵があります。米のうま味を引き出すことを最優先として、造りとしては米に由来する甘み以外の糖分は酵母に食い切らせる完全発酵を基本としています。 150センチという長い丈を持つ米「強力」。その長さのため戦後の農業の変遷で姿を消し幻の米となっていたが、”非常に硬く、大粒”という酒造りには有利な特徴から、ある酒造家の目に留まり昭和60年代に酒米として復活を果たした。その「強力」を使って仕込まれたのが「日置桜」。因州和紙の産地としても知られる因幡の国の豊富な湧き水と、恵まれた大自然のなかで育った「強力」からうまれた...»

北条ワイン

北条砂丘で育ったぶどうにこだわった個性豊かなワイン

鳥取県にある唯一のワイナリー、北条ワイン。日本海に面した北条砂丘で育った地元産のぶどうにこだわり、昭和19年よりワインづくりをしている。ワインは同じぶどう品種でつくったワインでも、その地方の気候風土によって大変味が異なるもの。北条ワインは個性が豊かで全体的に辛口タイプがメイン。いずれのタイプもリーズナブルな価格が魅力だが、限定販売でないスタンダードタイプは買い求めやすく、誰にでも親しめる味わいなのでオススメ。赤はマスカット・ベリーA種、白は甲州種、ロゼはマスカット・ベリーA種を使っている。...»

梅津酒造「砂丘長いも焼酎」

独特の旨味と微かな苦み 砂丘で生まれた長いも焼酎

梅津酒造は江戸時代、慶応元年(1865)創業。海岸から砂丘地が広がり、すいか畑・芝畑・長芋畑などが悠々と広がる北栄町に酒蔵があります。仕込み水は大山の伏流水を使用しています。 砂丘長いも焼酎は、日本一の面積を持つ砂丘畑で育った”砂丘長いも”を使った焼酎。砂丘地帯の地中に真っ直ぐに伸びる長いもは非常に上質で、それを丁寧に掘り出して作られる。旨みを最大限に生かすために無濾過。風味豊かでコクのある独特の旨味と微かな苦みが特長のおとなの酒に仕上げている。蒸留方法の違う2つのタイプがあり風味が違う。減圧タイプは風味柔らか。オンザロックや水割りに。常圧タイプは個性的で、香り、味わいともにしっかり。お湯割...»

とちもち(鳥取県)

手間暇かけても食べたい、栃の実の香りがふんわりと香る懐かしさ

縄文時代から食べられていたとされる栃の実をもち米と一緒に蒸してついたのが「とちもち」です。お店によって、こしあんを包んだり、あんで周りを覆ったりと作り方は様々ですが、どれも素朴で昔ながらの味わいが楽しめます。 栃の実 栃の実はアクが非常に強く、そのまま食べると苦味が強く舌にピリピリとした痛みを感じるため、そのままでは食べられません。昔、米がほとんどとれなかった山村では、栃の実は貴重な食べ物の一つでした。昔の人たちは、アク抜きのために様々な方法を用い、その過程には1ヶ月もかかることがありました。こうした先人の知恵と手間暇を惜しまない気概が、現在の美味しい「とちもち」を生み出しています。 栃...»

いもぼた(鳥取県)

生活の知恵から生まれた芋から作るもち

いもぼたは、さつまいもを使って作られる餅です。さつまいもの皮をむいて適当な大きさに切り、少し砂糖を入れてもち米と一緒に炊き、しゃもじやすりこぎで搗いて丸め、きな粉をまぶして作ります。正月のもちが余ったときには、いもともちを一緒に蒸して「いもぼた」にします。 現在では、色づけなどアレンジして三色いもぼたともいわれている。現在では、カラフルな「三色いもぼた」としてアレンジされることもあり、きな粉や青のり、あんこなどを使って色づけされています。 主な伝承地域:弓浜半島主な使用食材:さつまいも、もち米、あんこ...»

大江ノ郷自然牧場「バウムクーヘン」

卵のおいしさがたっぷり、本場ドイツの伝統製法による伝統の味

北海道産とうもろこしなど20種類以上をブレンドした自家製飼料で育った平飼い鶏の卵「天美卵」で有名な、大自然に抱かれた農と食のナチュラルリゾート「大江ノ郷自然牧場」。おいしい洋菓子を作っていることでも有名で、いずれも天美卵を使用しており、バウムクーヘンも天美卵の濃厚な味がしっかり感じられる。卵以外の素材も国産小麦粉、鳥取産の生クリーム、バター、はちみつなど吟味されたもので、しかも添加物などは一切なし。直火式の釜で一層一層ていねいに焼き上げる。さらに生地と砂糖、バター、アーモンドがなじみ、しっとりとした旨みが増すのは、本場ドイツの伝統製法によるもの。トースターでちょっと焼いて食べてもまたおいしい。...»

妖怪饅頭

謎の妖怪新聞の包装の中に、妖怪キャラクターが勢ぞろい

鳥取県のJR境港駅から延びる歩道は「水木しげるロード」と呼ばれており、水木しげる氏の作品に出てくる妖怪たちのブロンズ像が並ぶ一大観光スポット。そこで人気のおみやげが、妖怪キャラクターたちを二頭身にしたユニークな形をしたまんじゅう。鬼太郎、目玉おやじ、ねこ娘、ねずみ男の饅頭に、こしあん、チョコレート、カスタード 3つの味が楽しめる”妖怪饅頭”だ。コミカルな見た目とおいしさがウリの自慢のスイーツ。謎の妖怪新聞で包まれたパッケージの凝り具合にも注目だ。...»

山陰の味 大風呂敷

風呂敷の中には、梨の蜜をかけて食べるもちがたっぷり

山陰地方では、昔から祝い事があると家紋の入った大風呂敷に祝いの品を包むという風習があり、それをモチーフにした菓子が宝製菓の“山陰の味 大風呂敷”だ。風呂敷に見立てた包装がユニークでインパクトがあることから、おみやげ品として人気がある菓子だ。鳥取県産の良質の餅米を使ったやわらかなきな粉餅に、鳥取名産の二十世紀梨で作った特製の爽やかな蜜をかけて食べると、きな粉と蜜が意外な仲の良さを発揮し、素朴ながらも贅沢な甘みが堪能できる。梨みつは梨の果肉のような透き通るさわやかな白色で、果肉入りピューレが入り、フルーティーでさっぱりとした味。きなこもちは3個で1セット。少し大きめのひと口サイズになっているので食...»

さんこうえん 「梨ジェラート」

梨の果実たっぷり、地元の食材を生かしたジェラートを組合せ自由のセットで

創業1904年、梨一筋の職人の技術で丹精込めて育てた梨が自慢の由緒ある観光農園「さんこうえん」。収穫時期の違う10品種以上の梨を栽培しており、広々とした園内には甘くてジューシー、果汁たっぷりの梨がたわわに実り、7月下旬から11月中旬まで梨狩りを楽しむことができます。 さんこうえん砂丘店では「二十世紀梨カレー」と、自家製の梨の実ジェラートが販売されている。もちろんジェラートに使用されている梨は、すべてさんこうえんで栽培されたもの。ジェラートの種類は二十世紀梨、梨ミルク、浜茶、黒豆など12種類。二十世紀梨ジェラートは鳥取産コーラーゲン入り。浜茶は昔砂丘に自生していたお茶(現在は鳥取県八頭町で栽培...»

亀甲や「鳥取ブランケーキ」

老舗の和菓子屋さんが作った大評判のブランデーケーキ

「亀甲もなか」や「二十世紀」でおなじみ、慶応4年(1868年)創業の鳥取一老舗の和菓子屋さん「亀甲や」が作ったケーキ。鳥取県産の卵を使い、ブランデーをたっぷりしみこませて作っているので香りが豊か。上品な甘さと、きめ細かい生地は軽い口あたりで、食感はふわっふわ。ついつい食べ過ぎてしまうおいしさだ。通常のブランデーケーキのほかにココア味もあり、こちらはブランデーが控えめ。ほんのりしたココア味で、お酒の苦手な女性や子供にもおすすめ。箱のかわいらしいパッケージもよく、銀色の包装の包みを開くときのワクワク感も大きいからおみやげにはぴったり。...»

白ウサギ フィナンシェ

おなじみ「因幡の白うさぎ」がフランスの焼き菓子”フィナンシェ”に変身

鳥取銘菓としておなじみの愛らしいうさぎの形の焼きまんじゅう「因幡の白うさぎ」の誕生40年を記念にして作られた洋菓子。愛らしいうさぎのフォルムは同じだけれど、こちらは贅沢なフランスの焼き菓子フィナンシェをオリジナルレシピで仕上げたもの。生地には芳醇な大山バターを使い、アーモンド風味のコクのある香ばしさが特長だ。外側はサクッと、内側はフィナンシェ特有のしっとり、ふんわりした口当たりで、そのおいしさは2011年モンドセレクション菓子部門13年連続(2011~2023)最高金賞受賞の実力。クーベルチュールチョコレートを使用し、香り高く、控えめな甘さのショコラ味「プレミアムショコラ」もある。福を呼ぶ神話...»

亀甲や「二十世紀」(乾燥ゼリー)

二十世紀梨そっくり!大正11年から変わらない味をおみやげに

鳥取の名産品、二十世紀梨を輪切りにした姿を水飴地にしたお菓子。梨の肌の艶をもたせ、芯の穴の形までくりぬいてあり、まるで梨果実をそのまま乾燥させたかのようにそっくり。寒天が入っているため口にするとグミのような食感。ほんのり梨の香りがしてみずみずしい味わいがする。梨の成分は入っていないが、梨が大好きという人にぜひおすすめしたい。大正11年から変わらぬ製法で作られており、子供の時に食べたなつかしい味ということで喜ぶ人も多いはず。個別包装されているが、つい何枚も食べてしまうことウケアイだ。...»

鬼もなか

愛くるしい鬼の顔も魅力!ローストしたくるみがおいしいサクサクもなか

創業以来60年、地元米子で愛され続けている餅屋「いけがみ 」。もち屋の和菓子として、お土産にするなら「鬼もなか」。名峰大山のふもと伯耆町に伝わる鬼伝説にちなんだもなかで、サクサクもなかに上品な甘さのあんが入って、香ばしいくるみがとても美味。材料にはこだわっており、、国内産のもち米を原料にした最中の皮、北海道の小豆を使った粒あんにローストしたくるみが絶妙にマッチ。まさに鬼に金棒のおいしさを生みだしている。鬼の怒った表情が愛くるしい。...»

妖菓目玉おやじ

インパクトのある妖菓。職人手作りのリアルにこだわった和菓子

境港のメイン通りは「水木しげる」ロードとしてゲゲゲの鬼太郎にちなんだブロンズ像などが並ぶ。その通り沿いでは、鬼太郎にちなんだ菓子も多く、中でも「妖怪食品研究所」で販売されている「妖菓目玉おやじ」はここでしか買えない菓子としてお土産に最適。鬼太郎に登場する「目玉おやじ」を直径4センチ原寸大でリアルに和菓子で再現した一品。刻んだ栗とこしあんを「ねりきり」で包み、赤、黒、白の瞳は「羊羹」、最後に寒天でコーティングしている。奇をてらった外見だけの菓子とは異なり、和菓子の老舗・彩雲堂によるベテラン職人手作りの高級和菓子だ。インパクトのある見た目で写真撮影でも人気。なお、この「妖菓目玉おやじ」は保存料を一...»

京屋菓舗「砂丘の風紋」

お茶の時間を優雅に演出してくれる美しい菓子

鳥取砂丘の砂が、風によって美しい紋様を創り出す自然現象「風紋」を模した落雁。柔らかなベージュから緑に変化していく優雅な波の模様は、一つ一つ微妙に異なり、同じ物は2つとない。職人さんが丹精込めて手作りしているからこそ生まれる美しさ。材料は阿波和三盆(あわわさんぼん)、白砂糖につなぎの寒梅粉(かんばいこ)を加え、隠し味に梅エキス、模様の部分は香ばしい玄米粉を使っている。甘さの中に、ほのかな玄米粉や梅の香りがあって、やさしい味わい。通常の神菓よりやわらかい口当たりが特長。菓子皿に載せて美しさを楽しみたい。...»

京屋菓舗「いなば山」

さっくりした皮にあんこがギッシリ。生姜の香りがたまらない

優美な形の山で昔から人々に親しまれてきました鳥取市の山、「稲葉山」。百人一首にも詠まれたこの山に見立てた半円月の形の焼き菓子。山にかかる雲を表現した白い蜜がアクセントで、薄く焼かれた小麦粉の皮の中には、なめらかなこし餡がギッシリ。ほのかに香る生姜の風味が食欲をかきたてる。さっくりとした皮の歯ごたえと、上品な餡の組み合せが絶妙なおいしさ。地元の人にはおなじみのおいしさ。...»

ポン菓子「ねぎみそポン」

なつかしくも新しいポン菓子いろいろ

昔なつかしのポン菓子。米などの穀物に圧力をかけた後に一気に開放することによって膨らませた駄菓子の一種で、ドン菓子、ポンポン菓子・パンパン菓子とも言われるもの。サクサクした食感でおなじみだ。製造の昭和21年創業の老舗製菓店「深澤製菓」は鳥取でしか見られない、ひなまつり菓子「おいり」でも有名。米を使った伝統菓子の味を今に伝えている。数あるポン菓子でオススメはねぎをまぶし、味噌風味で仕上げた「ねぎみそポン」。特に黒豆ポンは黒豆ポリフェノール効果でダイエットに最適と評判だ。...»

鳥取銘菓「因幡の白うさぎ」

黄身あんをしっとりやさしく包んだ焼きまんじゅう

出雲神話「因幡の白うさぎ」に登場する白うさぎをモチーフにした焼きまんじゅう。1952年に創業の「寿製菓」が製造する、地元で50年以上も親しまれてきた鳥取を代表する銘菓だ。福を呼ぶ神話『因幡の白兎』から生まれた焼きまんじゅうで、なんといっても愛らしいうさぎのフォルムが魅力。赤い目は赤大根から抽出した天然色素を使用。細かいところにも材料への気配りが感じられる。うさぎの生地には地元産の大山バターを使い、なめらかでしっとりとした仕上がりに。その生地と、黄身あんの上品な甘味と香ばしい焼き上がりがみごとに調和、思わずもうひとつ食べたくなるおいしさだ。神話の中で大国主命と八上姫の「縁」を結んだ白うさぎだ。...»

山本おたふく堂「ふろしき まんじゅう」

皇室献上、菓子博受賞の鳥取県を代表する銘菓

創業明治元年(1868年)、鳥取県東伯郡琴浦町にある山本おたふく堂の黒砂糖と和三盆糖を使って昔ながらの味を変わらず守り続けているお饅頭である。まんじゅうの出来上がりの形が、丁度風呂敷の四隅を折ったような形になることから菓子名を「ふろしきまんじゅう」と命名され、地元では屋号から「おたふくまんじゅう」とも呼ばれ親しまれている。創業の精神を受け継ぎ、 黒砂糖と和三盆糖を使った昔ながらの味を守り、保存料・着色料・香料等は一切使っておらず、あっさりして、いくつでも食べられる、鳥取県を代表するおまんじゅうである。...»

大江ノ郷自然牧場「天美卵」

大自然の中でのびのび育ったニワトリが産む卵は絶品の味

中国山地のすそにあり、山と緑に囲まれた大自然に抱かれた、約3500平方メートルの敷地を持つ農と食のナチュラルリゾート「大江ノ郷自然牧場」。ここで放し飼いされているニワトリの卵が「天美卵」。北海道産とうもろこしなど天然の原料20種類以上をブレンドして自家配合したエサで、平飼いでのびのび成長したニワトリが産む卵は、ふだん食べ慣れている味とはひと味違うおいしさ。盛り上がった白身の上にこんもりとした濃い色の黄身。とろりとして濃厚、ほんのり甘みのある味わいで、ぜいたくな卵かけご飯が楽しめる。産みたてを直送販売するするので、新鮮なうちにまずは生で食べてみるべき。もみがら詰と通常のパック詰がある。...»

二十世紀梨カレー

二十世紀梨の食感とフルーティな甘さが大人気のレトルトカレー

鳥取砂丘の近くに位置し、創業1904年以来100年に渡って二十世紀梨を作り続けてきた鳥取で最も歴史の古い由緒ある梨園「さんこうえん」。収穫時期の違う10品種以上の梨を栽培しており、広々とした園内には甘くてジューシー、果汁たっぷりの梨がたわわに実り、7月下旬から11月中旬まで梨狩りを楽しむことができ、地元では梨狩りスポットとしておなじみだ。砂丘のすぐそばにある「さんこうえん砂丘店」で食べられる人気カレーがレトルトで楽しめる。梨園で収穫した自慢の梨がたっぷり入った、爽やかでサラッと食べられるフルーツカレー。梨の食感と優しい風味が特長だ。甘口でフルーティだからパンとの相性抜群、野菜にかけてもおいしい...»

豆腐竹輪

鳥取では知らない人はいない庶民の味

一般的にちくわと言えば、魚肉が普通ですが、とうふちくわは全国でも鳥取県中東部に見られる独特の加工食品で、木綿豆腐とすけそうだらのすり身を練り合わせたちくわのこと。鳥取では江戸末期から庶民に愛され続け、食卓になくてはならない一品だ。木綿豆腐と白身魚のすり身をほぼ7対3の割合で混ぜて蒸し上げる。味は非常に繊細で、噛みしめるとふんわり豆腐の香り。...»

鳥取二十世紀梨酢

鳥取だからこそ生まれた二十世紀100%の果実酢

完熟、採れたての二十世紀梨だけを使った100%ピュアな果実酢。規格外のため市場に出ない新鮮な完熟二十世紀梨を、年1回の収穫時に果実をすりつぶして作った梨ワインを昔ながらの伝統的な自然静置発酵法で醸造酢に。それをじっくり熟成させて仕上げ、そのままビン詰めされている。水で希釈せず、添加物ゼロだから、梨果実の爽やかで甘い香りとまろやかな味がそのまま楽しめる。水やジュース、ヨーグルトで割ってドリンクに、料理に使ってもおいしい。カリウム、ミネラルたっぷり、健康にいい二十世紀梨。世界一の生産量を誇る鳥取だからこその特産品をぜひ手に入れたい。...»

鬼太郎の好きなビーフカリー

鬼太郎ものを買うなら外せない全国人気のレトルトカレー

「ゲゲゲの鬼太郎」が好きで鳥取を訪ねる人も多いはず。原作者・水木しげるの故郷、境港をはじめ鳥取に鬼太郎関連グッズは山ほどあるが、特によく知られているのがこのカレー。テレビで「人気ご当地レトルトカレーランキング1位」として取り上げられ、売り切れ続出だったことも。鳥取和牛を使ったビーフカレーは、野菜の旨みがたっぷりの昔ながらのおいしさ。じっくりと煮込まれた柔らかな肉がごろごろ入っていて満足感もたっぷり味わえる。軽食というよりはディナーに食べたい本格カレーだ。子供でもOKの中辛口と辛口の2種類ある。...»

ととりこ黒豚

他とは全く違う豚肉と思わせるほどのこだわりのおいしさ

豚といえばスペインのイベリコ豚が有名だが、イベリコ同様、どんぐりを与えてきめ細やかな飼育管理をして育てられたのが「ととりこ豚」。ほのかに甘い脂とさっぱりした赤身が絶妙なおいしさだ。火に通すとジュワーと肉汁があふれだし、しっとりふわふわの食感に仕上がる。地元産のどんぐりで育った豚は、健康に良いとされるオレイン酸を多く含み、良質できめ細かい肉質に育つのが特長。年間100頭しか出荷されない希少品。...»

鳥取県