柿は日本で古くから親しまれている果物で、日本語の「カキ」が学名に使われるほど、日本を象徴する果実です。鳥取県では、西条柿、富有柿、花御所柿などが主に栽培されています。
西条柿の歴史は16世紀半ばにさかのぼり、毛利氏と尼子氏の争いの時代に、干し柿として加工され武士の保存食として重宝されていました。本格的な栽培が始まったのは昭和初期で、昭和30年代に渋抜き技術が普及すると、その品質は大きく向上しました。現在、鳥取県は国内有数の産地で、県東部と中部を中心に栽培が行われています。
旬の時期:9月、10月、11月、12月